【CFD取引】コロナショックでの失敗~資金管理は適切に~

こんにちは。ケイゾクです

2020年3月現在、主に投資信託、つみたてNISA、ideco、FX、CFDで資産運用をしています。

今回は、GMOクリック証券株式会社で運用している『CFD取引』について書いていきたいと思います。

FXやCFDの取引を本格的に始めて1年以内の初心者が、今回のコロナショックで『資金管理の重要性』を身をもって感じました。

コロナショックで経験した大暴落でのしくじりとその時の心境・対応についても書いていきますので、これからCFD取引を始めることを検討されている方々は、私のしくじりを反面教師にしてもらえればと思います。

(まだコロナショックの真っ只中なので、さらなるしくじりがあるかもしれませんが。。。)

CFD取引とは

『CFD』とは『Contract for Difference』の頭文字をとったもので、日本語にすると『差金決済取引』と訳されます。

『差金決済取引』とはFXに関する記事でも記載しましたが、実際にその対象商品を購入するのではなく、その商品の値動きによって生じる利益を受け取ったり、損失を払ったりする取引ですね。

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つまり、『FX』も『CFD』の一種と言うことで、対象商品を『為替』にしています。
『CFD』には為替の他にも対象商品があり、株式や株価指数、原油や金、コーンや大豆と言った農産物などもあります。

この他、CFD取引については、私が利用している『GMOクリック証券株式会社』のHPで分かりやすく解説されているので、こちらもご覧ください。

株価指数CFDを使った運用

私はGMOクリック証券で取り扱われているCFDの中でも、『米国30』と『イギリス100』と言う商品を使って運用していました。(過去形なのは記事を執筆中の現在はイギリス100のみとなっているため。)

米国30

NYダウ平均株価の値動きを対象とした金融商品で、具体的にはNYダウ先物を対象とした商品です。

日本で言うと『日経平均株価』と同じようなもので、『NYダウ平均株価』はNYダウ市場に上場されている中の主に工業株の代表30社の株価平均です。

この30社には例えば、『アップル』や『ボーイング』と言った世界にその名を轟かせている大企業が名を連ねています。

イギリス100

こちらはロンドン証券取引所に上場されている中の上位100社の株価平均である『FTSE100』の先物を対象とした金融商品です。

こちらもバーバリーやインターコンチネンタルホテルなど、日本でも有名な大企業が名を連ねています。

CFD取引にあたっての考え方

これらの金融商品を使って資産運用をするにあたり、基本的には以下の考え方で利益を狙っています。

価格調整額で利益を獲得

CFDを始めたのはCFDの特徴の1つである『価格調整額』を3カ月に1度受け取れることにメリットを感じ、頻繁にトレードするのではなく、FXで言う『スワップ投資』のような形でバイ&ホールド、つまり、1度買いで入って後はひたすら価格調整額を受け取って利益を稼いでいこうと考えました。

『価格調整額』の詳細についてはGMOクリック証券の公式HPをご覧ください。

金融関係の知識については素人である私の理解は、簡単に言えば保有することで受け取れる利息、あるいは株価が元となっているので配当金・分配金のようなものと考えています。

なお、これまでのイギリス100の価格調整額の付与実績は以下のとおりです。

こうしたことから、最初は以下の想定でスタートしました。

イギリス100設定①

  • 開始時期:2019年8月~
  • 投資元本:16万円
  • 想定レンジ幅:特になし。
  • 想定レバレッジ:2倍前後(5万円で1枚保有)

レバレッジの計算方法は以下のとおりです。

<FTSEの価格が7,000ポンド、ポンド円の為替レートを140円と仮定>
7,000ポンド×140円×0.1※1×0.1※2=9,800円(=最低必要証拠金)
※1:最低取引単位は0.1。
※2:最大レバレッジは10倍、よって上記条件であれば9,800円でレバレッジ10倍。

このことから98,000円でレバレッジ1倍、約5万円でレバレッジ2倍ということになります。

最初16万円でスタートしたときは2~3枚程度しか保有しておらずレバレッジを2倍前後にしていました。
しかし、『価格調整額』は3カ月に1度しか付与されません。
その間に価格は変動して含み益あるいは含み損が生じるようになり、含み益が大きくなると我慢できずに利確しました。

すると、調子よく下がったタイミングで買い、上がったら売るを繰り返すことで売買差益による利益を獲得できました。

利確が悪いことではないのですが、元々バイ&ホールドで運用しようとしていたマイルールを簡単に変更してしまったのは、後々のトレードに影響を与えることとなりました。
そもそも、買いで入るタイミングや売るタイミングに根拠はなく、たまたま偶然が重なって利幅を取れたものでした。

売買差益で利益を獲得

当初のマイルールを変更した私は、『売買差益+価格調整額』で利益を狙おうと考えました。

株価指数は日々変動しているので、売買差益で利益を狙うにはFXと同様でその変動を予測しなければなりませんが、素人である私には困難な作業です。

そこで、イギリス100の長期的なチャートを見て、株価指数としては長期的には右肩上がりにあると考えました。

一方、FXではどうだったでしょうか。例として米ドル円の長期チャートを見てみましょう。

このとおり、上下の変動を繰り返しています。

株価指数はその国を代表する企業の株価が入っていますが、各企業では日々、業績を上げるための事業活動が行われています。業績が上がれば株価も上がります。

もちろん、景気の変動により業績が低迷して株価が下がる時期はありますが、長期的な視点でチャートを見てみると右肩上がりであることはこれら金融商品の特徴と考えていました。

したがって、基本的には『買い』から入って価格が上がったところで売り、その差益を獲得することとしました。

しかしながら、いつが『買い時』で『売り時』なのかは分からないので、FXのリピート売買のように一定間隔で買い注文と売り注文を並べることとしています。ただし、トラリピや連続予約注文のように1度注文したら自動的にリピートされるわけではないので、その都度、手動で設定しています。

イギリス100設定②

  • 投資元本:16万円でスタート、途中で資金を追加して現在は約72万円
  • 想定レンジ幅:7600~7150ポンド
  • 値幅:50ポンド
  • 利幅:50ポンド
  • 設定本数:10本
  • 利益/回:約700~800円(為替レートの影響を受けるため一定ではない)
  • ロスカットレート:5400ポンド

この設定を始めたのは2019年11月あたりからで、その傾向が分かるのが売買の回数です(買い1回、売り1回でカウント)。

8月:2回

9月:5回

10月:8回

11月:19回

12月:35回

1月:24回

2月:16回

このようにバイ&ホールドからリピート売買へと徐々にシフトしていきました。
上記をご覧いただくと1月から回数が減少傾向にありますが、これは12月下旬から別途『米国30』の取引を開始したからです。

米国30の取引内容

2019年9月~2020年1月あたりのダウ平均株価のチャートをご覧ください。

このように10月以降は上昇トレンドにあり、史上最高値の更新を繰り返していました。
これを横目に見ていた私は、『今なら米国30を買えば、上昇トレンドに乗って利益を出せるのでは』と思い、米国30の取引も始めました。

米国30とイギリス100は同じように株価指数を対象とした金融商品ではありますが、必要証拠金に違いがあります。

イギリス100は最低必要証拠金が1万円前後ですが、米国は2~3万円必要です。

<FTSEの価格が7,000ポンド、ポンド円の為替レートを140円と仮定>
7,000ポンド×140円×0.1×0.1=9,800円(=最低必要証拠金)

<米国ダウの価格が28000ドル、ドル円の為替レートを110円と仮定>
28,000ドル×110円×0.1×0.1=30,800円(=最低必要証拠金)

つまり、米国ダウ28,000ドルをレバレッジ2倍で保有しようとすると約15万円前後の証拠金が必要となります(レバレッジ1倍なら308,000円)。

この米国30の取引では、イギリス100のような明確な設定はせずに『下がったら買い、50~100ドル上がったら売る』と言う曖昧なルールでした。そこには、史上最高値を更新する実態を目の当たりにしていることから、『高値で掴んで下がっても、ホールドしておけばまた上がってくるだろう』と考えていました。

その後、12月下旬~2月中旬までは比較的狭いレンジで上下を繰り返していて、順調に利益を積み重ねていました。

コロナショック襲来!

2月下旬から『コロナショック』により状況は一変します。
価格は一直線に下がり始め、あれよあれよと言う間に25000ドルを割り込み、さらに下降が止まりません。

この時に保有していた米国ドルは3枚のみですが、1枚は29,350ドルで掴んでいて、ほぼ最高値に近い値です。この他の2枚も28,706ドルと28,219ドルで高値圏にありました。

加えてイギリス100を15枚保有していました。
最初の設定の10枚より5枚多く保有していることになりますが、これは、イギリス100も米国30同様に価格が暴落していき、その最中に平均取得価格を下げるために想定レンジ(7,150~7,500)より下の6,000ポンド台で5枚ほど追加で買っていました。

ここでレバレッジ2倍で運用するための必要証拠金を計算してみましょう。
イギリス100は約5万円で米国ダウは約15万円でした。

5万円×15枚+15万円×3枚=120万円

この時の証拠金は約72万円でしたので、レバレッジは2倍の水準を上回っており、当初の想定からは大きく外れてしまっています。つまり、想定よりリスクを取った運用をしていたことになります。

この後、資金を30万円ほど追加しますが、下落の勢いは止まりませんでした。
証拠金維持率も300%前後になってきて、米国30にいたっては下落率が高すぎることから一時的に取引停止となるサーキットブレーカーが週に2度発動する異常事態となっていました。

また、3月11日にはWHOよりパンデミック宣言が出され、コロナウィルス感染拡大の終息は一向に見えない状況でした。東京オリンピック・パラリンピックの開催も危ぶまれ、明るい話題は1つもありませんでした。

この時初めて、下落がこのまま止まらずに強制ロスカットの可能性が頭をよぎりました。さらに資金を追加して防御力を高めることも選択肢にはありましたが、余裕資金はそこまで想定していませんでした。

こうして、米国30の3枚とイギリス100の高値のポジション5枚の損切りを行いました。
合計で『307,213円』と私にとっては大損失でそれまでの利益も吹き飛びました。俗に言う『コツコツドカン』ですね。
その後は残ったイギリス100が塩漬けになっている状態です。この後の進展具合によってはこれらのポジションも損切りする可能性は否めません。。。

しくじりの原因

コロナショックの傷も少し癒えたので、今回のコロナショックにおけるしくじりの原因を整理してみました。

高値を追いかけてしまったこと

今回、NYダウはしばらく大きな上昇トレンド相場にありました。この中で手動トラリピをしているつもりが、いつのまにかレンジを外れた高値を追いかけてしまっていました。

下値でも欲を出してしまったこと

イギリス100が下落している中で『そろそろ反発するだろう』と欲を出してしまい、想定レンジを下抜けしているにも関わらずポジションを持ってしまいました。

ポジポジ病に陥ったこと

NYダウが連日高値を更新する上昇トレンドにある中、ポジションを持たないと利益が取れないんではないかと錯覚してしまいました。このことから、ポジションを取りたくなるいわゆる『ポジポジ病』に陥ってしまいました。

損切ができなかったこと

自分としてはリピート売買をしているつもりだったので、下落している中でも『損切り』の選択肢がありませんでした。そもそもリピート売買はレンジ相場を想定しているので、上昇トレンドで設定するのは好ましくありません。

もし、上昇トレンドで利益を狙うトレードをするのであれば、反転した時点で損切をする必要がありました。
しかし、トレンドが反転したにも関わらず、その事実に目を背けて『いつかは上がる』と言う根拠のない考えで、ホールドしてしまいました。

自分は大丈夫とどこかで思っていたこと

ツイッターやブログ等で投資家の先輩方が過去の暴落時の体験を綴っているのを見ていましたが、今思えばどこか他人事の気がしていた点も否めません。
いざとなったら『損切すればいい』『資金を追加すればいい』と思っていました。

しかし、過去の暴落を経験した方々の『いざとなったら行動できない』と言うのは本当でした。頭では分かっていても、今回のように目まぐるしく変動する相場では冷静ではいられません。これにより対応が後手後手になってしまいました。

資金管理が適切でなかったこと

上記のしくじり要素も十分に資金管理ができていれば、もしかしたら問題ではなかったかもしれません。

結局、ポジションを取る中で『いつかは上がる。ここまでしか下がらない』と言う根拠のない考えから、マイルールを守らず、資金管理を怠ってしまい身の丈に合わない数のポジションを持ってしまったことが最大の原因です。

今回のコロナショックにおいても、悠然と構えて相場に向き合っている投資家の方はたくさんいます。
そうした人達は『マイルールの徹底』『適切な資金管理』が十分にできているに違いありません。

この記事をここまで読んでいただいた方、私みたいにはならないで下さい!!(笑)
CFD投資は適切に資金管理を行ってマイルールを守って取り組めば、効果的な資産運用のツールになるはずです。

継続できる投資を

長くなりましたが、なんだか反省文を書かされているような感覚になってきました(笑)。

現時点ではFXのリピート売買はコロナショックに耐えることができています。
しかしながら、メキシコペソ円がつい先ほど最安値を更新してきました。
第2のしくじりとならないよう、十分に資金管理を行っていきたいと思います。

CFDも退場したわけではなく生き残ってはいるので、ここから改めてマイルールの徹底と適切な資金管理の下、取り組んでいきたいと思います。

どんな投資も継続できなければ資産は構築できません。

このことを肝に銘じて引き続き投資ライフを送っていきたいと思います。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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