こんにちは。ケイゾクです。
これまで『CFD取引の基本』と『GMOクリック証券の価格調整額』について、それぞれご紹介してきましたが、今回はCFDのオススメの取引手法について紹介したいと思います。
私は2019年9月からGMOクリック証券でCFD取引をしていますが、主に株価指数CFDで取引をしてきました。
コロナショックでは手痛い失敗もしましたが、株価指数CFD自体は扱いやすい金融商品だと思っています。
現在、投資信託などで手堅く運用していて、次の投資商品を探しているのであれば、GMOクリック証券で『イギリス100』にチャレンジすることをオススメしたいと思います。
この記事を読んで欲しい方新しい投資商品を探している
CFD取引に興味あるが何に投資するか迷っている
イギリス100をオススメする理由
『イギリス100』とは先物商品である『FTSE100』を原資産とするCFDで、ロンドン株式市場に上場している企業から選定された100社の株価指数で構成されていて、バーバリーやインターコンチネンタルホテルなど、有名な企業が名を連ねています。
これからCFD取引を始めるのであれば、個人的には以下の理由でイギリス100がオススメだと思っています。
理由①:株価がコロナショック前に回復していない
まずは以下の株価指数のチャートをご覧ください。
米国市場の代表的な株価指数であるダウ平均の現在のレートは27,700ドル前後で、コロナショック前の2020年2月頃のレート約29,500ドルから約7%下落したレートで推移してますね。
一方、FTSE100は依然として6,000ポンド前後で、コロナショック前の7,500ポンドから約20%下落した水準で止まっています。
つまり、米国の株式相場はコロナ前に戻りつつある一方で、英国の株式相場はコロナ前の回復には遠い状況にあると言うことです。
一見すると悲観的なイメージになりますが、過去の経済危機において株価指数が暴落する場面があっても、その後には着実に回復してきていることを考えると、FTSE100も今後回復してくると期待できるのではないかと思います。
したがって、十分に回復していない現時点で投資して、長期目線で保有するのも投資戦略の1つとして検討する価値はあると個人的には考えています。
理由②:価格調整額だけで年利3%以上
以前の記事『CFD取引とは?GMOクリック証券の価格調整額を分かりやすく解説!』で紹介しましたが、GMOクリック証券では株価指数CFDを保有していると、定期的に価格調整額が付与されます。
これは株式投資の配当金とは少し性格が異なるものですが、保有しているCFDを決済した時に現金化されます。
したがって、価格調整額が付与されたタイミングで評価損が出ていても、長期保有することで評価益に転じてから決済すれば『値上がり益+価格調整額』の金額を獲得することが可能となります。
例えば、イギリス100のこれまでの価格調整額の推移を見てみると以下のとおりです。
2020年はこれまでと比較するとやや少ない額となっていますが、ここ数年を見ると1枚あたり年間3,000円前後の価格調整額が付与されています。
レバレッジ2倍なら年利約7%、レバレッジ1倍でも年利約3%分の価格調整額が獲得できることになります。
理由③:少額から投資できる
GMOクリック証券で扱っている株価指数CFDはイギリス100以外にも、『日本225』や『米国30』のように日経平均株価やダウ工業平均を対象とした銘柄もあります。
これらの株価指数とイギリス100を比較すると、以下のとおり最低必要証拠金に大きな違いがあります。
最低必要証拠金ではレバレッジ10倍となるので、余裕を持たせるために資金がより多く必要となります。
イギリス100をレバレッジ1倍で取引しようと思うと約9万円ほどあれば十分ですが、米国30では約29万円ほど必要となるので、この差は明らかですね。
イギリス100の戦略
実際にGMOクリック証券で『イギリス100』を取引するにあたっては色々なトレード手法があります。
その中でも、個人的には資金が潤沢であれば『手動トラリピ』、他にも投資をやっていて分散投資の一環で少額投資を検討しているのであれば『バイ&ホールド』を推奨したいと思います。
戦略①:手動トラリピ
『手動トラリピ』とはFXで用いているリピート売買の手法で、一定の範囲(レンジ)にIFD注文を並べ、相場の上下の動きを利用して利益を狙います。
米ドル円を例に見てみると、以下のようなイメージとなります。
FXではIFD注文を永久的にリピートしてくれる元祖トラリピがありますが、GMOクリック証券ではそのシステムがないので、IFD注文はそれぞれ個別に手動で注文する必要があります。
手動トラリピのメリットは、レンジで動いている間は一定の決済益が獲得できることですね。
デメリットは、広いレンジでIFD注文を出すためには、その分多くの資金が必要となります。
資金が少ないからと言って狭いレンジで設定しても、レンジを抜けてしまうと途端に身動きができなくなってしまうので、あまりオススメできません。
目安としては100万円以上の資金を用意できるのであれば、手動トラリピでチャレンジするのもアリだと思います。
また、1件ずつ手動で注文を入れなければらない手間と、GMOクリック証券では2週間すると注文が自動失効するので、2週間毎に同じ注文をしなければならない煩わしさもあります。
戦略②:バイ&ホールド
『バイ&ホールド』はその名の通り、購入(バイ)して保有(ホールド)し続ける手法です。
先ほど記載したように、イギリス100のレートはコロナショック前の水準からは遠い位置にありますが、逆に言えば、これからの伸びしろはあるのではないかと思います。
英国は新型コロナウィルス関連以外にもブレグジット等の不安材料を抱えてはいますが、先進国としての経済力を考慮すれば、長期的にはイギリス100のレートも元の水準に戻る可能性は高いと考えられます。
したがって、今の6,000ポンド前後のレートで一括投資してレートが戻ってくるまでホールドして、例えば、7,000ポンドで全決済すればまとまった決済益を得ることができますね。
さらに、長期保有が続けば価格調整額の上乗せも期待できます。
先ほどご覧いただいたように、レバレッジ1倍で保有するのであれば、1枚あたり約9万円の資金があれば十分ですね。
これに価格調整額が年間約3,000円付与されるので、年利約3%の計算になります。
オススメは戦略②バイ&ホールド
今からCFD取引でイギリス100を始めるのであれば、個人的には上記の戦略②『バイ&ホールド』をオススメします。
その理由としては、今後、イギリス100のレートがコロナショックの水準に戻ることを想定しているからです。
手動トラリピの場合だと、現在の6,000ポンド前後からコロナショック前の7,500ポンドあたりまでをレンジとして設定するには、設定する本数にもよりますがかなりの資金が必要となります。
また、資金を抑えて最初の設定レンジを5,500ポンド~6,500ポンドのように狭くすると、上抜けした場合に追っかけてレンジを広げてしまいがちです。
そうすると、そこから万が一暴落した場合、想定以上の含み損を抱えてしまい資金管理が苦しくなってしまいます。
これは、私の経験した失敗事例ですのでよほどの資金力がない限りはチャレンジしないほうが無難と考えています。
ワタシの運用状況
ここまでGMOクリック証券を活用したイギリス100のトレード手法について紹介してきましたが、実は、私はCFD取引で失敗しています。
その時の詳細は『【CFD取引】コロナショックでの失敗~資金管理は適切に~』で紹介していますが、現在もイギリス100のトレードを継続中です。
現在の手法としては、上記の戦略①と②を合わせたような状態で、高値掴みのポジションはひたすらホールド、6,000ポンド前半までは手動トラリピでコツコツ利益を得るスタイルとなっています。
- 投資額:100万円
- ポジション数:16本
- 設定レンジ:5,850ポンド~7,445ポンド
- 評価損益:-150,593円
失敗談の記事でも触れていますが、現在の状況にいたるまでには損切りもしています。
この苦い経験から得た自分なりの結論は、レンジ相場を狙わないのであればトラリピのようなリピート売買は避けた方が無難と言うことです。
私は今は苦肉の策で上記の設定で運用していますが、今から0の状態で始められるならバイ&ホールドを選択すると思います。
なお、私が損切りする失敗をしたのは、米国30やイギリス100のCFD取引が悪ではなく、私の取引手法が誤っていたためであって、これら株価指数CFDには何ら落ち度はありませんので誤解なきように。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
イギリス100は日経やダウと比較すると国内ではマイナーな銘柄かもしれませんが、主要国の株価指数であり今後も右肩上がりの成長が期待されます。
GMOクリック証券であれば手数料無料・少額からスタート可能なので、まずはイギリス100のバイ&ホールドからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
GMOクリック証券以外をお探しであれば、IG証券も豊富なラインナップに加えノックアウトオプションなど多様な取引ができるのでオススメです。
しかも、口座開設と取引条件をクリアすれば最大50,000円のキャッシュバックもあるのがお得ですね。
なお、最終的な投資判断は自己責任となりますのでご了承ください。
以上、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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