こんにちは。ケイゾクです。
我が家では小学2年生の娘がいますが、最近『ディズニー映画の文庫本』を読むのに夢中になっています。
先日、書店に娘と一緒に暇つぶしになる本、女の子なので占いとかキャラクター関係の本がないかと探しに行ったのですが、娘が『これ読みたい!』と言ってきたのは、約220ページもある『モアナと伝説の海』の文庫本でした。
元々、娘は本が好きな方だとは思っていましたが、それまでは絵本とかそれに近いものしか読んでいなかったので、活字が並んだ本を持ってきたのが意外でしたが、『これなら漢字の勉強や活字慣れになるかな』と思ってその場で購入しました。
一方で、最初数ページ読んだだけで放置されるのではないかと心配していましたが、その心配は現時点では杞憂に終わっています。
今日は子供の活字離れ対策の第1歩として、我が家で実践している『映画の文庫本を読むこと』についてご紹介したいと思います。
活字離れ対策は小学生低学年から
漢字を学び始めるタイミングで
子供が活字に慣れるために本を読ませていると言っておきながら、私自身、活字は得意ではありません。
ミステリーとかそれこそ映画化やドラマ化されている小説は読みますが、小難しい本になるとページをめくるスピードが途端に遅くなります。
その原因としては、やはり、小さい頃に活字に馴染んでいなかったのが大きいのではないかと思います。
そうした自分の経験から、なるべく早いうちに活字に馴染めると、今後の読解力向上に繋がるのではないかと考えています。
特に、漢字を勉強し始める小学生からは積極的に活字に触れさせてあげることで、苦手意識を持たずに文章を読めるようになるのではないかと思います。
しかしながら、小学生低学年の子供にいきなり文学小説や歴史上の人物の自伝を読ませるのは、ハードルが高いですよね。
もちろん、無類の本好きで夏目漱石の作品やヘレンケラーの自伝が愛読書の子供もいるかもしれませんが、そうしたお子様をお持ちであればこのページには辿り着いていないと思いますので、今回は我が家の娘を念頭に紹介したいと思います。
我が家の娘の状況
我が家の娘は幼児の頃から比較的絵本は好きで、自宅にある絵本をよく読んであげましたし、ひらがなを覚えればそれなりに自分で読もうとしていました。
しかし、スラスラ読めたり理解できているわけではなく、もっぱら絵を楽しむ傾向にあったと思います。
小学校に入学してから宿題で音読をしていても、字面を追うのに必死でイマイチ内容は頭に入っていない(描けていない)ような感じでした。
そう言ったこともあり、1年生の終わりから新型コロナの影響で休校になった時、『小学1年生が10分で読める物語』と言う短編が盛り込まれた本を買ってきて読むことを勧めましたが、2ヵ月経過しても半分程度しか読んでないような状態でした。
恐らく、内容に興味がないので積極的に読みたいと思わなかったのだろうと思います。
そんな中で、冒頭に書いたように、自ら『読みたいから買って欲しい』と懇願してきたのが、ほとんど活字で200ページを超える文庫本だったので、非常に驚きました。
観たことがある映画の文庫本がオススメ
懇願してきた熱意に押されてその場で購入した約220ページの『モアナと伝説の海』ですが、約2週間で読み終わりました。
毎日学校で朝の10分読書で読んだり、自宅でも隙間時間や車の移動中にも読むようになり、読むスピードは速くはないものの、集中度がこれまでとは全然違いました。
そんな娘が次に読みたいと言い出したのは『アナと雪の女王』『トイ・ストーリー』『シュガーラッシュ・オンライン』などディズニー映画ばかりでした。
いずれも共通しているのは『映画で観たことがある』と言う点でした。
新型コロナの影響による休校期間中、Amazonのプライムビデオで映画をよく見ていたので、その影響もあるかもしれませんが、大まかなストーリーは頭にあるのでスラスラ読めるのだと思いました。
文庫本では映画で描かれていた情景や登場人物の感情が活字で表現されているので、セリフを読むだけでなく、文字を読んでその内容をイメージしようとできるのがとてもいい所だと思います。
1度見たことある情景が活字で表現されることで、漢字や言葉の意味も理解できるようになり、読解力も高まるのではないかと期待しています。
こうしたことから、活字に慣れるトレーニングとして、観たことがある映画の文庫本をオススメしたいと思います。
もちろん、ディズニー映画じゃなくても興味がある映画やアニメでも良いと思います。
私も今回のことがあるまで知らなかったのですが、このような映画を文庫化した『児童文庫』は少し大きい書店に行くと、それなりのスペースが割かれて陳列されています。
1度、書店で児童文庫ゾーンに足を踏み入れてみるのをオススメします。
偕成社の文庫本を選ぶ理由
児童文庫ゾーンに足を踏み入れると、例えば『アナと雪の女王』でも複数の出版社から文庫本が出されていることに気が付きます。
その中でも、個人的な感想ですが、ディズニー映画なら『偕成社』の文庫本が小学生低学年向けだと思いました。
その理由は以下のとおりです。
偕成社の文庫を推す理由
全ての漢字にふりがなが振られている。
登場人物とあらすじが冒頭にカラーで掲載されている。
文中の挿絵はモノクロで掲載されている。
小学生低学年では習っていない漢字も多く使われているので、ふりがなは必須ですね。
この点は他の出版社でも対応されているのが多いと思います。
一方、2点目の登場人物とあらすじのカラー掲載は、私が見た限りでは偕成社だけでした。
1度映画を観ていても名前と顔が一致していなかったり、観ていない映画だとなおさらイメージが難しいので、カラーで分かりやすく掲載されているのは、読み進める助けになります。
また、あらすじも活字でカラー写真付きで説明されていて、読み始める前に話全体を頭に入れることができます。
3点目は、文中にカラーの挿絵があると、その挿絵に集中してしまいがちなので、モノクロの方が活字に集中できると思います。
なお、偕成社だけでディズニー関連の文庫本が100冊以上出ているので、ディズニーなら偕成社がオススメです。
親のフォローもちょっとだけ必要
いざ読み始めると最初はやはり躓くことが出てきます。
例えば、言葉の意味が分からないとか、話の流れを覚えていないなど。
そんな時は最初は少しだけ親がサポートしてあげる必要があります。
言葉の意味が分からない⇒辞書を使ってみるのも〇
これは結構多いです。
やはり情景描写が多くなってくるので、国語の教科書では出てこない表現や言葉が出てきます。
当然、近くにいる親に聞いてくるかと思いますが、可能な限り答えてあげた方がいいと思います。
家事などで忙しいタイミングもあるかもしれませんが、その場か、少なくともその日の間には答えてあげないと、段々と読書に向き合わなくなる恐れがあります。
また、小学生では3年生あたりで国語辞典を授業で使うようになるので、この際、辞書を使う練習にもなるので1冊用意しておくと良いと思います。
我が家ではこの読書のタイミングで辞書を購入してリビングに置いてあります。
最初は使い方から教えないとダメなので、付いていてあげる必要がありますが、慣れれば自分で調べようとするので、そうなればこっちのもんです。笑
『言葉を知ること』に喜びや楽しみを感じるようになれば、読書が好きになるでしょうし、知ってる言葉が増えれば読むスピードも速くなると思うので、その時までは手伝ってあげましょう。
なお、我が家の娘は、まだ1人では辞書を使いこなせないので、我慢強く一緒に調べている状況です。
いざ親も辞書を使ってみると、新たな発見があったりして面白いので毛嫌いせず、親も分からない言葉を調べる姿勢を見せるのも子供にはプラスに働くと思います。
ちなみに、我が家では学研の国語辞典を購入しましたので、ご参考まで。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
子供の今後を考えると、どんな分野に進んでも『読解力』があるのは大きなアドバンテージになりますし、言葉の引き出しが増えることはコミュニケーションをでもプラスに働くと思います。
また、1度読んだだけでは効果はないので、継続して続けられる仕組みが必要になります。
今回紹介した中で言えば、『興味のある話に関する本』『読みやすく集中できる本』『知ってる言葉が増える喜び』と言ったことですね。
この記事をご覧いただいた皆様の家庭でも、1度子供と一緒に書店に行って興味のある本を選んでみることをオススメします。
なお、我が家の娘は次は『アナと雪の女王2』の文庫本に挑戦しています。
私は映画を観ていないので、時間を見つけて本を読ませてもらおうかと思っています。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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