こんにちは。ケイゾクです。
本日は私が米国ETFのVOOを購入した理由について紹介したいと思います。
なぜ、投資初心者である私が『米国ETF』と言う、一見難しそうな商品に手を出したのか。
詳細は以下で説明しますが、精神論的なことだけ先にお伝えしたいと思います。
もし、今この時点で米国ETFを買ってみるかどうか迷っている方、まずは買ってみましょう!
悩んでいる理由は何ですか?
何を買ったらいいか分からないのでしょうか?
最初、私も同じようにとても悩みました。
米国ETFをやってみたいと思ったものの、どの銘柄が最適なのか分かりません。
色んな投資家の方々のブログを見ては、銘柄の特徴やメリット・デメリットを比較しました。
でも、どの銘柄も少なからず長所短所があるので、自分にとって最適な銘柄なんて初心者では正解を導きだせません。
挙句の果てには入門書的な書籍を購入することも考えました。
しかし、現時点で悩んでいるのであればきっと書籍を読んでも結果は同じでやっぱり迷うのではないかと思います。
それなら、まずは最初の1歩を踏み出してみましょう。
米国ETFは、1万円~3万円程度あれば購入できますし、その価値が翌日0円になることはありません。
まずは買ってみて値動きを肌で感じ、その原因を知るためにニュースやSNSで情報収集したり、それから書籍を買って勉強しても遅くないと思います。
大事なのは、その世界に飛び込むことです。『習うより慣れろ』ですね。
前置きが長くなってしまいましたが、以下で私が米国ETFをVOOでデビューした理由を紹介したいと思います。
投資初心者が米国ETFにチャレンジした理由
私はこれまで投資信託や国内ETF、また、FXで資産運用をしてきました。
今回、新たに米国ETFにチャレンジした理由は次のとおりです。
- 米国株は今後も高い成長が期待できる
- 米国ETFはコストが安い
- 米国ETFを持ってるって何かカッコいい
1点目は米国の強い経済に今後も大きな期待ができる点です。
これまでリーマンショックなどの大きな経済危機においても、ご存知のとおり、米国は様々な危機を乗り越えて力強い回復を見せてそこからさらに経済成長を遂げています。
以下はVOOの指標となるS&P500の株価指数の推移です。
リーマンショックで大きく下落しましたが、その後は堅調に右肩上がりで推移してきました。
今後も定期的に株価の下落や何らかの危機は訪れるかもしれませんが、その中でも米国経済は力強い成長が期待できると言われています。
このように、今後も世界経済が米国中心で回ると思われることから、米国企業への投資によってその恩恵に預かりたいと言う思いがありました。
2点目はコスト優位性です。
最近は国内ETFも充実してきて、私が現在もっている銘柄でもかなり信託報酬額が安くなっていますが、それでも米国ETFの約3倍の費用を要します。
インデックスファンドで長期的に運用するのであれば、コストは安いに越したことはありません。
3点目のカッコいいは半分冗談で半分本気です。
自分の資産運用を紹介するのに『米国ETFもやってます』って言うのに少し憧れていました。
そんな邪な考えなのか!と思われるかもしれませんが、そんな邪な考えでも平均点を取ることが期待できるのが、米国ETFのメリットだと思います。
高いリターンを個別株で狙いたいのであれば、会社四季報が愛読書と言えるぐらい本気になる必要があると思いますが、私のような平凡なサラリーマンが楽しく資産運用をするのであれば、ちょっとした下心があるぐらい楽に構えた方が長続きするんじゃないかと言うのが私の考えです。
冒頭にも書きましたが、『まずはやってみる』ことを大切にしたいので、最初の動機は何だっていいと思っています。
もちろん、その気持ちで全財産を投資することはオススメしませんが。
投資初心者がVOOを選んだ理由
さて、それでは憧れの米国ETFにチャレンジしようと、証券会社のサイトや有名ブロガーの記事を読んでいくと、『VTI』『QQQ』『SPYD』など、アルファベットの羅列に直面することになります。
これを見ると少し構えてしまいがちですが、これらは『ティッカー』と呼ばれるコードです。
簡単に言えば、商品識別コードで、日本の株式や国内ETFには4桁の番号が振られています。
例えば、トヨタ自動車は7203ですし、ファーストリテイリング(ユニクロ)は9983です。
これが米国ではアルファベットの羅列になっているんですね。
VOOとは
私の米国ETFデビュー銘柄は『バンガード・S&P500ETF(VOO)』で、バンガード社がS&P500と言う指数に連動して運用すると言うETFです。
『S&P500』とは、米国の取引所に上場している約5,000社(ナスダック含む)のうち、時価総額の大きい上位500社の株価を指数で表したものです。
日本で言うと東京証券取引所一部に上場している約2,000社の中から、日経新聞社が選んだ225社の株価平均である『日経平均株価』と同じイメージです。
上記のとおりVOOは時価総額の大きい上位500社が選ばれていて、その企業は以下のとおり上位10社だけでも説明不要の超大企業が並んでいます。
VOOでは、これらの株式をたった数万円で分散させて保有できることになります。
※2020年5月31日現在 出典:バンガードジャパンHP
決め手となった理由
実際、『初心者向け』とされる米国ETFでも『VTI』など他にも数種類が紹介されています。
その中でも私が『VOO』を米国ETFのデビュー銘柄として選んだ理由は『コストの安さ』と『神様の言葉』の2つです。
コストが安い(購入時手数料も無料)
先ほど記載したように、そもそも米国ETFはコストが安いことに優位性があると言われています。
まず、ETFをはじめとした投資信託は保有するだけで『信託報酬』と呼ばれる経費が発生します。
投資信託の利益は簡単に言えば、買った値段と売った値段の差額から発生した経費を差し引いて計算されます。
つまり、発生する経費は安ければ安いに越したことはありません。
『VOO』についてはこの信託報酬額が0.03%に設定されていて、2020年6月末現在では最安となっています。
私は現在はVOO以外に『VIG』と言うETFも保有していますが、こちらは0.06%で2倍の経費が発生しています。
また、通常、米国ETFについては購入時手数料が必要となることが多いです。
約0.45%の費用が購入時1回だけ発生することが多いですが、楽天証券ではVOOの購入時手数料が無料となっています。
※詳細は楽天証券のHPをご覧ください。
投資信託の値動きは予測したり操作したりはできませんが、発生する経費は選択する銘柄でコントロールできるので、可能な限りコストは抑えたいですね。
神様の言葉
ここで言う神様とは、有名な米国の投資家『ウォーレン・バフェット』です。
ウォーレン・バフェットの説明をあえてここで記載するのも野暮ではありますが、約50年間にわたって毎年約20%の利益を生み出したと言われている投資家です。
バフェットは今も健在ではありますが、妻にこんな言葉を残していると言われています。
『もし、自分に何かあったら、自分の財産をS&P500に90%、10%を債権で運用してほしい。』
これは、株価指数S&P500に連動した形で運用しておけば間違いないと言うバフェットの考えだと思いますし、バフェットが米国株が長期にわたって成長していくことを確信していると思われます。
つまり、S&P500に連動したパフォーマンスを目指す『VOO』は、バフェットの言葉に忠実に投資することと言えます。
こうしたことから、私はまずは最初の1歩として『VOO』への投資を決めました。
もし、ウォーレン・バフェットについて詳しく知りたいと言う方は、以下の書籍を参考に読んでみることをオススメします。
長期保有を前提としてキャピタルゲインを得る
ETFを保有する目的は大きく分けると2つあると考えています。
- 売買差益であるキャピタルゲインを得る
- 分配金であるインカムゲインを得る
VOOを保有していると分配金を得られますが、その利回りは約2%前後です。
高配当ETFと呼ばれている銘柄では、利回りが5%前後であることもあるので、VOOの分配金は低い部類に入ります。
しかし、そもそも米国の長期的な成長に期待して保有するので、株価の値上がりによってキャピタルゲインを得ることが目的ですので、分配金についてはもらえればラッキーで、追加投資の際の原資として使えばよいと考えています。
以上のことから、『低コストで長期保有できる銘柄』として最適なVOOを選びました。
楽天証券で購入
私はNISA口座を楽天証券で開設しているので、今回も楽天証券で購入しました。
元々、原資が約92,000円で考えていて、5月に初めて購入してそこから時期を分けて購入しています。
その履歴が以下の表です。
購入時期が分かれているのは、単に1度に約9万円投資するのを躊躇しただけで、大きな意味はありません。
結果的に6/8に高値で掴んでしまっているのですが。。。
予想受け渡し代金と言う仕組み
実際に購入してびっくりしたことがありました。
成り行き注文を押して購入した瞬間に大きな損失が発生していたのです。
スクショを取っていないのが残念なのですが、金額では概ね1,500円程度です。
レバレッジ取引ではないのでスプレッドがあるわけでもありません。
先ほど記載したようにVOOの購入時手数料は無料です。
少し気になったので楽天証券のHPで調べたところ、『予想受け渡し代金』で支払っていることが原因でした。
楽天証券では(他の証券会社も同様かもしれませんが)、購入した瞬間にその時の為替レートよりも高いレートで換算した代金を受け取り、翌日10時頃のレートを確定レートとして再計算して精算する仕組みを取っています。これを『予想受け渡し代金』と言います。
こうしたことから、購入時には損失が発生しているかに見えますが、翌日10時には正しいレートで計算されて、適切な損益額として反映されます。
初めて購入された場合は驚かれるかもしれませんので、紹介させていただきました。
※以下は楽天証券のHPから抜粋しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
冒頭にも記載しましたが、やってみようかどうか迷っているなら、まずはやってみることをオススメします。
今回紹介したVOOのようなインデックス銘柄であれば、翌日に半額になっている可能性は限りなくゼロですし、ニュースやSNSで世界の情勢について情報があれば、株価の動きについて理由を考えたりすることで世の中の動きに敏感になります。
そうした思考は多くのサラリーマンにとって無駄なものではないので、本業にも活きてくることがあると思います。
ただ、値動きに敏感になりすぎてすぐに売却してしまわず、長期的な目線で継続して保有し続けることは忘れないようにしましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
こんにちは。ケイゾクです。以前、NISA口座の記事で、現在運用している投資信託の商品を紹介しました。実はNISA口座では投資信託以外にETFも所有しています。いわゆる海外の高配当ETFではなく、国内ETFが中心で現在[…]