こんにちは。ケイゾクです。
コロナショック真っ只中ですが、この荒れた相場でカナダドル円のリピート売買が孤軍奮闘で頑張ってくれています。
カナダドル円については、マネーパートナーズの『連続予約注文』を利用して、想定したレンジ内にトラップをたくさん仕掛ける手動トラリピで取引しています。
コロナショックの今、カナダドル円は値動きが激しいため短期間で何度も決済注文が発動し、想定より多くの利益を出してくれています。
通常であれば、1週間で1,000円~1,500円程度あれば十分と言う想定をしていますが、3月第2週は12,048円と突出した利益を叩き出しました。
当然ながら、取引を始めて1年経過しましたが週間利益で最高額です。
と言うことで、カナダドル円のここ2週間ほどの動きを中心に振り返り、今回改めて感じたリピート売買のメリット・デメリットにも触れたいと思います。
カナダドル円の設定
現在のカナダドル円の設定は以下のとおりです。
- 想定レンジ幅:75円~85円
- 値幅:0.17円
- 利幅:0.25円
- 設定本数:60本
- 通過数/本:500通貨
- 利益/回:125円
上記の設定は『連続予約注文』で発注していますが、これ以外に臨時設定として単発のIFD発注を6本出しています。
83円前後で仕掛けられているので、当然ながら現在はこれらも塩漬けになっています。
現在の設定についての詳細は以下の記事に記載しています。
こんにちは。ケイゾクです私投資信託やETF、さらにFXで資産運用をしています。 今回はFXの中でも、『手動トラリピ』のトレード設定や運用状況について紹介したいと思います。私が手動トラリピで使[…]
3月9日(月)大きく下窓を開ける
3月7日、8日の土日に、新型コロナウィルスに関連してNYで非常事態宣言が発表され、また、OPECの協調減産の交渉が決裂したことなどの影響で、クロス円の為替レートは9日の朝に大きく下窓を開けてスタートしました。
カナダドル円の動きを見てみると、9日(月)の始値は76.941円で、前週末3月6日(金)の終値78.513円から約1.5円下落してスタートしました。
私のカナダドル円の設定は75円~85円ですが、約1年前に取引を始めてから、78.5円を下回ったことがありませんでした。
ところが、3月9日は下窓を開けてからもどんどん下落していき、一時的には74.236円まで下がり、終値は74.821円でした。
この3月9日たった1日で、75円~78円に仕掛けた13本のトラップが発動しました。
下記の表は、私が設定したトラップの『決済回数』『1本目のトラップ新規約定日』『直近の決済約定日』をまとめたものです。
78円以下は全て3月9日に1本目のトラップが発動していますが、特筆すべき点は『決済回数』です。
3月9日から3月21日までの10営業日で合計128回の決済が約定されています。
76円の設定にいたっては、この10営業日の間で連続予約の上限である20回転を完遂してしまったほどです。
建値レート | 決済 回数 | 1本目トラップ 新規約定日 | 直近決済約定日 |
78.50 | 0 | 2020年3月6日 | – |
78.25 | 1 | 2020年3月6日 | 2020年3月6日 |
78.00 | 1 | 2020年3月9日 | 2020年3月14日 |
77.75 | 1 | 2020年3月9日 | 2020年3月14日 |
77.50 | 3 | 2020年3月9日 | 2020年3月20日 |
77.25 | 7 | 2020年3月9日 | 2020年3月21日 |
77.00 | 10 | 2020年3月9日 | 2020年3月21日 |
76.75 | 8 | 2020年3月9日 | 2020年3月20日 |
76.50 | 11 | 2020年3月9日 | 2020年3月20日 |
76.25 | 12 | 2020年3月9日 | 2020年3月20日 |
76.00 | 20 | 2020年3月9日 | 2020年3月20日 |
75.75 | 16 | 2020年3月9日 | 2020年3月20日 |
75.50 | 13 | 2020年3月9日 | 2020年3月19日 |
75.25 | 13 | 2020年3月9日 | 2020年3月19日 |
75.00 | 13 | 2020年3月9日 | 2020年3月19日 |
ちなみに約1年間利用している中で20回転したのは、今回が初めてです。
また、78円以上のトラップで最も決済回数が多いのは82.4円の16回ですが、1本目のトラップが発動したのが2019年7月21日なので、約9ヶ月が経過しても20回には到達していません。
建値レート | 決済 回数 | 1本目トラップ 新規約定日 | 直近決済約定日 |
85.00 | 0 | 2019年3月1日 | – |
84.75 | 0 | 2019年3月1日 | – |
84.50 | 0 | 2019年3月1日 | – |
84.25 | 4 | 2020年1月21日 | 2020年2月22日 |
84.00 | 4 | 2020年1月15日 | 2020年2月24日 |
83.75 | 1 | 2020年1月23日 | 2020年2月20日 |
83.65 | 1 | 2020年2月20日 | 2020年2月20日 |
83.50 | 3 | 2019年1月30日 | 2020年2月19日 |
83.40 | 0 | 2020年2月24日 | – |
83.25 | 8 | 2019年10月30日 | 2020年2月25日 |
83.15 | 7 | 2019年12月17日 | 2020年2月25日 |
83.00 | 11 | 2019年7月8日 | 2020年2月26日 |
82.90 | 4 | 2020年1月8日 | 2020年2月26日 |
82.75 | 14 | 2019年7月1日 | 2020年2月19日 |
82.65 | 2 | 2020年1月27日 | 2020年2月12日 |
82.50 | 15 | 2019年7月2日 | 2020年2月27日 |
82.40 | 16 | 2019年7月21日 | 2020年2月11日 |
82.25 | 14 | 2019年6月27日 | 2020年2月28日 |
82.15 | 13 | 2019年6月27日 | 2020年2月5日 |
82.00 | 5 | 2019年11月14日 | 2020年2月4日 |
81.90 | 8 | 2019年8月1日 | 2020年2月4日 |
81.75 | 10 | 2019年6月10日 | 2020年2月4日 |
81.65 | 5 | 2019年10月1日 | 2020年2月4日 |
81.50 | 9 | 2019年6月12日 | 2019年11月21日 |
81.40 | 11 | 2019年6月12日 | 2019年11月21日 |
81.25 | 10 | 2019年6月13日 | 2019年10月11日 |
81.15 | 8 | 2019年6月13日 | 2020年3月3日 |
81.00 | 7 | 2019年6月14日 | 2020年3月3日 |
80.90 | 2 | 2020年2月28日 | 2020年3月3日 |
80.75 | 11 | 2019年6月18日 | 2020年3月3日 |
80.60 | 4 | 2020年2月29日 | 2020年3月4日 |
80.50 | 10 | 2019年8月2日 | 2020年3月3日 |
80.40 | 5 | 2020年2月29日 | 2020年3月4日 |
80.25 | 11 | 2019年8月5日 | 2020年3月4日 |
80.15 | 3 | 2020年3月2日 | 2020年3月5日 |
80.00 | 14 | 2019年8月5日 | 2020年3月5日 |
79.90 | 1 | 2020年3月4日 | 2020年3月4日 |
79.75 | 12 | 2019年8月7日 | 2019年9月4日 |
79.65 | 0 | 2020年3月5日 | – |
79.50 | 10 | 2019年8月7日 | 2019年9月4日 |
79.40 | 0 | 2020年3月6日 | – |
79.25 | 6 | 2019年8月7日 | 2019年9月4日 |
79.15 | 1 | 2020年3月6日 | 2020年3月6日 |
79.00 | 2 | 2019年8月26日 | 2020年3月6日 |
78.75 | 1 | 2019年8月26日 | 2019年8月26日 |
この2週間の値動きの激しさを改めて実感するデータですね。
利益率とボラティリティ
私の設定では1回あたりの利益が125円なので、この10営業日間における利益が単純計算で125円×128回=16,000円となります。
ちなみに、現時点での投資元本は約62万円ですので、約2週間で約2.5%の利益率を弾き出したことになります。
単純にこの値動きが続くと機械的に計算すれば1ヶ月5%、1年間60%とまるで詐欺広告のような利益率になってしまいます。。。
この2週間における毎日の値動きと決済回数をまとめたのが以下の表です。
また、この1年間で値動きが小さかった期間についても同じくまとめてみました。
高値と安値の高低差、決済回数見ても、今回の2週間のボラティリティの高さが分かりますね。
高値 | 安値 | 高低差 | 決済回数 | |
3月9日 | 77.087 | 74.236 | 2.851 | 12 |
3月10日 | 77.251 | 74.531 | 2.720 | 26 |
3月11日 | 77.075 | 75.675 | 1.400 | 9 |
3月12日 | 77.312 | 74.684 | 2.628 | 17 |
3月13日 | 78.416 | 74.987 | 3.429 | 21 |
3月16日 | 78.109 | 75.313 | 2.796 | 13 |
3月17日 | 76.783 | 75.337 | 1.446 | 10 |
3月18日 | 76.062 | 73.849 | 2.213 | 1 |
3月19日 | 76.540 | 74.258 | 2.282 | 7 |
3月20日 | 77.811 | 76.297 | 1.514 | 12 |
(2019年) | 高値 | 安値 | 高低差 | 決済回数 |
11月11日 | 82.681 | 82.329 | 0.352 | 0 |
11月12日 | 82.594 | 82.305 | 0.289 | 0 |
11月13日 | 82.40 | 81.985 | 0.415 | 0 |
11月14日 | 82.153 | 81.641 | 0.512 | 0 |
11月15日 | 82.306 | 81.825 | 0.481 | 3 |
11月18日 | 82.538 | 82.097 | 0.441 | 2 |
11月19日 | 82.527 | 81.765 | 0.762 | 1 |
11月20日 | 81.863 | 81.381 | 0.482 | 1 |
11月21日 | 81.860 | 81.304 | 0.556 | 2 |
11月22日 | 81.937 | 81.642 | 0.295 | 1 |
リピート売買のメリットを存分に発揮
この2週間で128回のリピートが成立したわけですが、私にこれを裁量トレードで同じように利益が出せたかと言われると『絶対に無理』です。
目まぐるしく動くレートの中で冷静にトレードできるはずがありません。自分の感情が入ることなく、『淡々と買いと売りを繰り返してくれるのがリピート売買(手動トラリピ)の大きなメリット』ですね。
また、夜間の決済もかなり多かったので、同じトレードを完全手動で行うことも不可能に近いですね。1度設定しておけば、仕事中でも寝ていても、『淡々と買いと売りをくりかえしてくれるのがリピート売買(手動トラリピ)の大きなメリットですね』(大事なので2回目)。
今回はこのメリットを存分に発揮してくれて、リピート売買の優位性を強く実感しました。
リピート売買(手動トラリピ)のデメリットも顕在化
リピート売買(手動トラリピ)のメリットを実感したわけですが、デメリットと言うか難しさも肌で感じました。
最初の想定レンジに答えはない
今回の75円~78円のレンジですが、実は連続予約注文を始めた1年前は設定していませんでした。
基本設定としては78円~85円でスタートして、その後に毎月資金を追加したり獲得した利益でトラップを追加していったのですが、この時に75円~78円のレンジを埋めました。
当時、トラップを追加していくにあたり、どこまでレンジを広げるかは悩ましい問題でした。
そもそも、78円以下に下がることはないんじゃないか、78円~85円の間のトラップ幅をもっと密にして多くの利益を狙おうかとか色々考えました。
最終的には、『ある程度の暴落が来ても少額の利益を獲得できること』を優先して、レンジを広げることにしました。まさか、こんな早くにこのレンジに落ちてきて、ましてや20回転するとは思いもしませんでしたが。笑
今回は偶然にも追加設定がカバーしてくれていますが、想定レンジが78円以上のままだったとすると、この2週間は指をくわえて眺めているしかできなかったことになります。
最初の設定を決めるにあたり、どこまでの下落を想定するかは誰にも正解は導き出せないだけに非常に難しいです。
広ければ広い方がいいに決まっていますが、広げすぎると利益率が低下することが頭をよぎります。その折り合いをどこでつけるかは、リピート売買(手動トラリピ)の永遠のテーマかもしれません。
含み損拡大による動揺
今回の暴落において、今の私の設定は高いリスクを負ってしまっているのではないかとも思うようになりました。
私の設定は基本設定で0.25円のトラップ幅に仕掛け、さらに追加資金で基本設定のトラップの間にトラップを追加する設定をしています。表の緑色が追加設定分で19本あります。
建値レート | 決済 回数 | 1本目トラップ 新規約定日 | 直近決済約定日 |
85.00 | 0 | 2019年3月1日 | – |
84.75 | 0 | 2019年3月1日 | – |
84.50 | 0 | 2019年3月1日 | – |
84.25 | 4 | 2020年1月21日 | 2020年2月22日 |
84.00 | 4 | 2020年1月15日 | 2020年2月24日 |
83.75 | 1 | 2020年1月23日 | 2020年2月20日 |
83.65 | 1 | 2020年2月20日 | 2020年2月20日 |
83.50 | 3 | 2019年1月30日 | 2020年2月19日 |
83.40 | 0 | 2020年2月24日 | – |
83.25 | 8 | 2019年10月30日 | 2020年2月25日 |
83.15 | 7 | 2019年12月17日 | 2020年2月25日 |
83.00 | 11 | 2019年7月8日 | 2020年2月26日 |
82.90 | 4 | 2020年1月8日 | 2020年2月26日 |
82.75 | 14 | 2019年7月1日 | 2020年2月19日 |
82.65 | 2 | 2020年1月27日 | 2020年2月12日 |
82.50 | 15 | 2019年7月2日 | 2020年2月27日 |
82.40 | 16 | 2019年7月21日 | 2020年2月11日 |
82.25 | 14 | 2019年6月27日 | 2020年2月28日 |
82.15 | 13 | 2019年6月27日 | 2020年2月5日 |
82.00 | 5 | 2019年11月14日 | 2020年2月4日 |
81.90 | 8 | 2019年8月1日 | 2020年2月4日 |
81.75 | 10 | 2019年6月10日 | 2020年2月4日 |
81.65 | 5 | 2019年10月1日 | 2020年2月4日 |
81.50 | 9 | 2019年6月12日 | 2019年11月21日 |
81.40 | 11 | 2019年6月12日 | 2019年11月21日 |
81.25 | 10 | 2019年6月13日 | 2019年10月11日 |
81.15 | 8 | 2019年6月13日 | 2020年3月3日 |
81.00 | 7 | 2019年6月14日 | 2020年3月3日 |
80.90 | 2 | 2020年2月28日 | 2020年3月3日 |
80.75 | 11 | 2019年6月18日 | 2020年3月3日 |
80.60 | 4 | 2020年2月29日 | 2020年3月4日 |
80.50 | 10 | 2019年8月2日 | 2020年3月3日 |
80.40 | 5 | 2020年2月29日 | 2020年3月4日 |
80.25 | 11 | 2019年8月5日 | 2020年3月4日 |
80.15 | 3 | 2020年3月2日 | 2020年3月5日 |
80.00 | 14 | 2019年8月5日 | 2020年3月5日 |
79.90 | 1 | 2020年3月4日 | 2020年3月4日 |
79.75 | 12 | 2019年8月7日 | 2019年9月4日 |
79.65 | 0 | 2020年3月5日 | – |
79.50 | 10 | 2019年8月7日 | 2019年9月4日 |
79.40 | 0 | 2020年3月6日 | – |
79.25 | 6 | 2019年8月7日 | 2019年9月4日 |
79.15 | 1 | 2020年3月6日 | 2020年3月6日 |
79.00 | 2 | 2019年8月26日 | 2020年3月6日 |
78.75 | 1 | 2019年8月26日 | 2019年8月26日 |
現在、この追加設定も当然ながら塩漬けになっています。
もし、この追加設定を75円以下にレンジを広げるように設定していれば、今より下落しても利益を拾える可能性がありましたし、含み損も少なくなっているはずで証拠金維持率にも余裕が出ていたはずです。
リピート売買(手動トラリピ)を行うにあたり、状況によって含み損が膨らむことは想定していましたが、今回はそのスピードが速く、ドンドン膨らむ含み損に動揺していました。
この感覚は最初の設定の時には持ち合わせていないので、『いざとなれば損切するか、それとも資金を追加すれば大丈夫。』と安易に考えていました。
しかし、実際に『いざ』となると、スピーディーに適切な判断はできません。
そういう意味でも、最初の設定は自分が思っている以上に安全サイドで考える必要があると思います。
まとめ
狭いレンジであっても少しでも利益を獲得したいがために、トラップを増やしすぎたことは、今回の反省点です。
また、追加するにしても、1万円で1本追加していたのを2万円で1本追加すると言うように、緩やかに追加することも選択できたはずです。あくまで結果論ではありますが。
しかし、これほどの短期間でここまでの暴落があり得ると言うのは紛れもない事実として経験したわけなので、今後の取引に反映させていきたいと思っています。
この記事を書いている3月24日時点でカナダドル円は75円を完全に下回る動きはしていませんが、今後、どうなるかは見通せません。
今回はたまたま短期間で想定より多くの利益を獲得できましたが、これが普通だと思わないよう、十分に資金管理を行って、継続して取引ができるような設定を試行錯誤しながら模索していきたいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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