生命保険の解約は得か?損か?シミュレーションしてみた

こんにちは。ケイゾクです。

前回の記事で『貯蓄型保険に入って数十万円損したかもしれない話』を紹介しました。

今日は、『生命保険の解約は得なのか損なのか』と言う観点で、実際に我が家の貯蓄型生命保険を解約する想定でシミュレーションしてみた内容を紹介したいと思います。

前回の記事で触れたように、将来必要なお金を貯蓄型生命保険ではなく、投資信託で運用して準備することを前提としています。

あくまでも我が家の諸条件を考慮しての結果なので、最終的には各家庭の状況に合わせて判断してもらえればと思いますが、今回の記事がその判断材料の1つとなれば幸いです。

 

この記事が参考になる人現在、貯蓄型生命保険の見直しを検討している

将来のお金をどうやって準備しようか考えている

我が家の生命保険加入状況

まずは我が家の生命保険の加入状況です。

簡単に一覧表にしましたが、加入している理由や各保険の特徴については以下の記事をご覧ください。

今回、解約のシミュレーションを検証するのは赤枠で囲った『低解約返戻金型終身保険』、いわゆる貯蓄型生命保険です。

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貯蓄型生命保険を解約する理由

今回、解約を検討するのは貯蓄型生命保険である『低解約返戻金型終身保険』ですが、この保険の特徴は簡単に整理すると次のとおりです。

死亡・高度障害になった時に所定の保険金が給付される

解約する時に返戻金が受け取れるので貯蓄性がある

保険料払込満了までは解約すると元本割れする

解約するにあたって問題となるのは、3点目の『早く解約すると元本割れする』と言う点ですね。

我が家の場合であれば、保険料払込期間は16年間なので、16年を経過するまでは以下のとおり支払った保険料より少ない額が返戻金となるので、元本割れすることとなります。

経過年数支払保険料累計解約返戻金経過年数支払保険料累計解約返戻金
1年目17.3万円4.2万円16年目277万円287.7万円
2年目34.6万円15.3万円17年目277万円291.7万円
3年目51.9万円26.9万円18年目277万円295.7万円
4年目69.2万円38.7万円19年目277万円299.8万円
5年目86.5万円51万円20年目277万円303.9万円
6年目103.8万円63.6万円21年目277万円308.1万円
7年目121.2万円76.6万円22年目277万円312.3万円
8年目138.5万円90万円23年目277万円316.5万円
9年目155.8万円103.8万円24年目277万円320.7万円
10年目173.1万円118万円25年目277万円325万円
11年目190.4万円131.4万円26年目277万円329.3万円
12年目207.7万円145.2万円27年目277万円333.6万円
13年目225.1万円175.6万円28年目277万円338万円
14年目242.4万円210.6万円29年目277万円342.4万円
15年目259.7万円247.7万円30年目277万円346.8万円

元本割れするにも関わらず、解約する理由は前回の『貯蓄型保険に入って数十万円損したかもしれない話』でも触れましたが、貯蓄性があるとしつつも『利回りがとても低い』からです。

よく、『貯蓄と保険を同じ商品で賄ってはいけない』と言われますが、まさに私が加入している貯蓄型生命保険がこれに該当しますね。

こうしたことから、生命保険を解約して少し利回りが良い投資信託で運用することで、貯蓄型生命保険と同等の金額を残せないかと考えました。

それでは、次からシミュレーションの結果を紹介したいと思います。

シミュレーション結果

今回は、解約返戻金が発生するので、次の設定でシミュレーションをしました。

なお、現在、契約から丸7年経過しているので残りの運用期間を10年としています。

 

シミュレーションの設定①解約返戻金76.6万円を一括で投資し10年間運用

②毎月13,900円を積み立て投資、10年間運用

運用する商品は投資信託ですが、想定利回りは1%~5%の5パターンでそれぞれシミュレーションしてみました。

なお、いずれも同じ銘柄に投資することとしているので、どちらも10年間の利回りは同一とします。

※シミュレーションには野村證券の『マネーシミュレーター』を使って、計算しています。
金額や利回り、積立期間を入れるだけですぐに計算できるので、とても便利です。

シミュレーションした結果、以下のとおりとなりました。

貯蓄型生命保険の契約を解約せずに継続した場合、先ほどご覧いただいたとおり、16年目に受け取れる解約返戻金は287.7万円です。

シミュレーションの結果、利回りが3%近い運用成績を残すことができれば良いことになりますね。

我が家のつみたてNISAの口座で運用している『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は、過去5年の運用成績が4.92%です。

約5%と単純に考えれば貯蓄型生命保険を上回る金額になりそうですが、以下の点も考慮したいと思います。

定期保険の保険料

そもそも、貯蓄型生命保険に加入した目的は『死亡保障』なので、解約してしまった分の保障(500万円)を補う必要があります。

そこで、別途、死亡保障をつけるために定期保険に加入したいと思いますが、私は持病があるのでなかなか簡単には保険には入れません。

『持病あり』でも入れる『緩和型』の保険で見積もったところ、10年間で約30万円の保険料となるようです。

(アクサダイレクトHPにて試算)

通常であれば、約10万円程度なのでこの差額は結構イタイですね。。

なお、冒頭に紹介した既に加入している定期保険がありますが、こちらは持病が出る前に加入しているので、割安な保険料になっています。

10年後の利回りは約束されていない

先ほど紹介した投資信託の直近5年の利回りは約4.92%でしたが、この利回りがこの先続くかは保証されていません。

10年後になって振り返った時に、結果的に利回りが5%以上になるかもしれないですし、2%になっているかもしれません。

これを言ってしまうと身も蓋もない話になってしまいますが、投資信託などで運用する場合はこのリスクは必ず考慮しなければなりません。

結論

今回のシミュレーションの結果、『生命保険の解約はしない』ことにしました。

その理由は以下の2点です。

①新たに入る定期保険の保険料が高額

②残りの運用期間が短い

先ほど、今後の利回りはどうなるか分からないと書きましたが、長期的に見れば利回りがマイナスになる可能性は低いと考えています。

むしろ、長期的にはプラスになる可能性が高いと考えているので、現在、既に証券口座を開設して投資信託などの運用をしています。

しかし、今回は、『途中解約で元本割れスタート』『新たに入る定期保険の保険料が高額』と言うハンデは大きいです。

こうした結果、今後10年の利回りが3%~4%では、元本割れで終わって損してしまう可能性が高いと思いました。

また、元々は長女の教育費用としても準備しているので、残された想定運用期間が短いのも理由の1つです。

あと3~4年タイミングが早ければ、複利効果でさらに積立額は大きくなるので、結論は違っていたかもしれません。

少なくとも、貯蓄型生命保険は10年後に元本割れしていないことは確定していて、支払った保険料が全くの無駄になるわけではないので、保守的に考えた結論となりました。

参考:2年目で解約した場合

参考までに仮に2年目で解約した場合のシミュレーションもしてみました。

2年目で解約し、解約返戻金15.3万円と毎月13,900円を積み立て投資したシミュレーション結果は以下のとおりです。

また、別途、先ほどと同じ定期保険に15年間加入したとすると、保険料は総額で約45万円と想定します。

この場合だと3%の利回りでも差し引き293.3万円なので、貯蓄型生命保険で受け取る解約返戻金287.7万円より若干多くなりますね。

先ほどは4%の利回りでトントンだったので、たった5年で大きな差となることが分かりますね。

なお、持病がなく通常の保険料(約18万円)であれば、さらに大きな差となるのは言うまでもないと思います。

※これまでのシミュレーションには手数料や税金等は考慮していません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は我が家の事情も考慮して『解約すると損する』と判断しましたが、別のご家庭では『解約した方が得する』と言う結論になる場合があると思います。

まずは、今回の記事を見て、資産運用のシミュレーションをして各家庭の状況に応じた判断をしてもらえればと思います。

以上、本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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