コロナショックでもつみたてNISA・iDeCoは継続すべし

こんにちは。ケイゾクです。

4月7日、日本で初めて新型インフルエンザ特別措置法に基づく非常事態宣言が発令されました。
多くの学校は引き続き休校措置が取られ、首都圏などでは外出自粛・お店の営業停止要請が出るとともに、スタバが休業したりレジャー施設が臨時休業するなど、経済活動が目に見えて収縮しているのがごく普通のサラリーマンにも身に染みて分かるような状況です。

リーマンショックの時にも大きく経済活動は収縮しましたが、学校が休校になることはなかったですし、気晴らしにお酒を飲みに行ったりカラオケに行ったりもできました。

小学生が『リーマンショックだから学校にも行けないし、友達とも遊べない。』なんて暗い顔をしていることはありませんでした。
しかし、『コロナ』と言うワードは我が家の長女(小2)ですら知っています。

前置きが長くなりましたが、このような戦後最大の危機と言われる今、ここ1~2年で『つみたてNISA』や『ideco』を始めた人の多くは含み損が膨らんでいる状態だと思います。

『このままだとドンドン損失が膨らみそうだから、積立を止めよう。』もしくは『今すぐ売ってしまおう』と考えているアナタ。

少し立ち止まって考えてみましょう。

その資金は来月、来年使うものでしょうか?
つみたてNISAやidecoを選択していると言うことは、10年、20年、もっと先を見据えて始めたのではないでしょうか?
長期的な視点で今一度考え直してみませんか?

この記事では、つみたてNISAやidecoに代表される『ドルコスト平均法』を用いた投資について、積立を継続することの必要性を私なりの理解で説明したいと思います。

ドルコスト平均法とは

ドル・コスト平均法: dollar cost averaging、DCA)とは、株式投資信託などの金融商品の投資手法の一つ。定額購入法ともいう。金融商品を購入する場合、一度に購入せず、資金を分割して均等額ずつ定期的に継続して投資する。例えば「予定資金を12分割して、月末ごとに資金の1/12を投入し、一年かけて全量を買う」という手法。(Wikipediaより引用)

上記の説明にあるとおり、ドルコスト平均法では、例えば、毎月定期的に決まった投資をすることで、価格変動のリスクを低減させることができるとされています。
個人的にこのドルコスト平均法は、投資初心者にとってはBestではないがBetterな投資手法だと考えています。

その理由について、簡単な事例を用いて検証したいと思います。
限りなく簡略化して説明したいと思いますので、以下の設定で考えます。

  • ある年の4月から投資信託の積立購入を開始。毎月の購入額は一定。
  • その後1年間の価格推移・購入状況を以下3パターンとし、積立開始時の価格は3パターンとも同じとする。
  1. 1年間右肩上がりで価格が上昇
  2. 1年間の途中で暴落、積立を継続
  3. 1年間の途中で暴落、積立を中止し、相場が回復し始めてから積立を再開

上記のパターンについて、1年間の推移をそれぞれ確認してみましょう。

①1年間右肩上がりで価格が上昇した場合

積立開始から順調に相場は右肩上がりで、購入した投資信託の評価損益も含み益のまま推移しています。
コロナショックまでの相場はまさにこのような相場でしたね。


②1年間の途中で暴落、積立を継続した場合

4月から6月までは①と同様の価格でしたが、7月から価格が下がり始め、その勢いは止まらず10月の底まで下がり続けます。
その後、11月以降は回復し3月には4月よりも大きく回復した価格となりました。


その間も、淡々と積立購入は継続しましたが、暴落時には大きな含み損を抱えることになりました。

その後、相場が回復してからは含み損も解消し、最終的には含み益で終了しています。

③1年間の途中で暴落、積立を中止し、相場が回復し始めてから積立を再開した場合

価格の推移は②と同様ですが、暴落が始まって価格の下落スピードに耐えられなくなり、積立購入を9月から停止しました。
その後、相場が回復しつつあったので12月から積立購入を再開しました。

その結果、②と同様、含み損を抱える時期もありましたが、最終的には3月には含み益で終了しています。

最終的な利益が最も高いのは…

上記①~③について最後の3月時点の数値を比較してみましょう。

3月時点の投資信託の単価はいずれも120円ですが、評価損益では『②1年間の途中で暴落、積立を継続した場合』が最も大きくなっています。

下落せずに順調に推移した①のパターンよりも約3倍の開きがありますし、途中で積立を停止した②と比較しても約2倍の開きがあります。

これは『暴落時にも継続して購入したことで多くの口数を購入できたこと』が大きな要因です。
以下のとおり『保有総口数』と『平均取得価格』で比較しても、②のパターンに大きな優位性が出ていますね。安い価格で多く仕入れることができたので、高く売ることができればリターンは大きくなります。

この結果について重要なことは以下2点です。

  • 相場が下落することは長期的に見てみれば悪いことばかりではない
  • 相場が下落しても積立は継続すべき

もちろん、下落の底であった10月に12万円分購入して3月に売却するのが、最も多くの利益を得られることは間違いありません。それがBestだと思います。

しかしながら、それはあくまでも結果論であって、10月時点ではさらに下がることも想定されるので、そこで全力で投資するのは初心者にとって精神的なハードルがかなり高いものだと思います。

つみたてNISAに代表されるように、毎月定期的に自動で購入されれば、そうした精神的な負担は感じずに淡々と購入することが可能です。

こうしたことから、ドルコスト平均法は投資初心者にとってBetterな投資手法だと思います。

ドルコスト平均法のデメリット

これまでドルコスト平均法の優位性についてばかり記載してきましたが、デメリットも考える必要があります。

短期的に大きな利益を得ることはできない

上記で見たようにドルコスト平均法は一括で投資するわけではなく、資金を時間的に分散して投資するので、短期的な利益獲得には向いていません。

本来なら安い時により多く購入して高値で売ることで利益を最大化できるので、高い時も安い時も少しずつ購入することでは、大きな利益を得ることはできません。
しかし、投資初心者にとっては相場を読みながら売買をすることは、時間的・精神的に負担が大きくなります。

このため、価格変動のリスクを少しでも抑えるため、資金を分散させて購入し、利益は小さくても、損失も小さくするための投資手法がドルコスト平均法です。決して、大きく儲かる手法ではないことは理解しておく必要があります。

最終的に損失が出ることもある

上記の例では最終的には価格が上昇した時点での損益を比較しましたが、自分が売却したい時の価格が下落している状態であれば、当然ながら損失が生じることになります。

これはリスクを伴う商品であるため避けられないものです。
しかし、それは一括投資した場合でも同様であり、その損失を低減させることがドルコスト平均法のメリットでもあります。

例えば、今回の例で4月から1年間一直線に下落したと仮定し、一括投資した場合と②の積立投資を継続した場合で比較すると、以下のとおり、損失の額は②の方が小さくなりますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ドルコスト平均法は下落相場でも継続して購入を続けるべきですし、ましてや、ここ1~2年でつみたてNISAなどを始めたのであれば、このタイミングで売ったり積立を止めるのはもったいないと言うのが、私の考えです。

継続は資産ですから。

投資するタイミングを自分で考える負担から解放されるための積立投資ですから、現時点の損益で一喜一憂する必要はないと思います。

コロナウィルスの感染拡大が20年続くとは考えにくいので、今は一刻も早く収束に向かうことを願いながら『Stay Home』しましょう!

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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